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From the economic column I wrote in the past

株は上がり続ける

2024年1月31日

25年ほども前だったでしょうか。

ニューヨーク株のダウ指数が7000ドルを超えて大騒ぎになったことがありました、なかには「根拠なき熱狂」などといい、早晩バブルが崩壊すると考えるアメリカ人もいたものです。

それが今では38,000ドルです。

市場では「少し高い」という声も聞かれますが、それでも「根拠なき熱狂」などという人はいません。

ではなぜ20年前の7,000ドルが高すぎて、今の38,000ドルが妥当なのでしょう。

簡単な質問のようですが、
この問いには深い真実が含まれているようにおもいます。

当たり前のことですが、まず株価は会社が挙げる利益によって決まるという点です。簡単にいえば7,000ドル時代にはそれに見合った企業収益があり、今は今なりの企業業績を前提として38,000ドルという株価が形成されているということです。もし今の企業業績の総和が7,000ドル時代の5.4倍(注)あるならば、38,000ドルという株価に違和感はありません。

注)38,000ドル÷7,000ドル≒5.4

もう一つ大切な真実は「株価は上がり続ける」ということで、意外とこの点を意識する人はあまりいません。

そもそも会社とは何でしょうか。

会社は大勢の人から少しずつおカネを集め、ある目的のため活動する組織のことです。一人がもっているおカネではできないことでも、いっぱいお金があればできることもあります。株主から経営を委託された経営者は、その集めたおカネを使って様々な目的を達成しようとします、不動産業、製造業、商社、船の運航・・・それぞれさまざまな目的をもって会社を運営していますが、そこに共通しているのは利益の最大化です。

もちろん結果として最大化できないこともありますし、集めたおカネ(=資本)を効率よく使えない会社もたくさんあります、たとえば日本の会社にはPBRが1倍割れの会社が多いですが、これなどは集めたおカネをうまく使っていないからで、上でいうところの「利益の最大化」ができていないといえるでしょう。

でもこれは本来の会社のあるべき姿ではありません。

そのような会社はいずれ市場からの退出を余儀なくされるでしょう、その結果、市場では強い会社だけが生き残ることになります。ダーウィンの進化論ではありませんが、これは生存のための競争でもあります。

このように淘汰が進む結果、市場に残った会社は収益を拡大させ続けることになります。

一方で一国の株価インデックス(注)は、その国の会社が挙げる利益の総和に連動するという見方もできます。もし上記のようにインデックスに採用される会社が収益を拡大し続けるならば、その国の株価インデックスもまた上あがり続けることになります。もちろん競争に負けてしまう会社もありますが、インデックスは常に入れ替え戦にさらされています、つまりインデックスから除外される会社もあれば、新しく採用されるイキの良い会社もあるのです。

注)たとえば日経225平均やNYダウ指数などのことです

おカネの出し手(=投資家)が利益を追求する限り、もっと大げさに言えば、人間に欲望というものがある限り経済は拡大し、株価は上がり続けると考えておくべきでしょう。

もし上の考えが正しいならば、私たちは株を売ったり買ったりしなくてもよいことになります。なぜならばインデックスを買って放置しておくだけで、長期的に見れば必ず資産は増え続けるからです。

ご参考までに下のグラフは、直近30年のNYダウ株価指数の推移です、ご覧のように何度も「根拠なき熱狂」といわれながらもこの30年で10倍ほどになっています。

(NYダウ株価指数、30年間の推移、日経電子版より転載)

なかには日本株のように、35年も高値を更新していない市場もありますが、1989年当時の日本株のPERは60倍台と異常でした、冷静に指標を見て投資するならば、この「株は上がり続ける理論」は皆さんにとって良い指針になるはずです。

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